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スタンフォード大学セミナー:パリ合意の目標を達成することで世界的、地域的海洋漁業が得る利益

パリは、グルメ料理を通して漁業への関わりが深い。というのも時折、そこに魚が含まれるためだ。しかし、2015年12月、パリがあの有名な国連気候変動会議(COP 21)の中心となった。二酸化炭素排出を世界規模で抑制するために目標を定めることが会議の目的であった。 Dr. William Cheung(日本財団ネレウスプログラムディレクター・科学/ブリティッシュコロンビア大学准教授)は、違う方面からパリと漁業を繋げた。彼の発表では、世界規模で最大二酸化炭素排出量についてのパリ合意の目標を達成したら、海洋漁業において世界と地域がどのような利益を生むかを論じた。

未来のグローバル海洋ガバナンス:Andrew Merrie がフェローシップを終了

「ネレウスプフェローシップについて初めから何が興味深かったかというと、あらゆる分野の研究者たちが、未来の漁業や世界の海を予測するという途方も無い挑戦に携わっているということだった。私の博士課程を通して、ガバナンスの観点から未来の海がどのように価値あるものだと述べるか、 というこの質問に常に取り組んできた。社会科学の観点からは、予期モデルは構築できない。予測は不確かである。しかし、未来の経路や新しい挑戦の出現や漁業ガバナンスへのアプローチ方法を理解できる。」とAndrew Merrie(ストックホルム大学/ネレウスフェロー)は述べる。

大西洋マグロおよび高度回遊魚に関する会議

ネレウス同窓生(デューク大学)であるオンドレ・ブスタニー博士は、3月に開催された大西洋マグロ類保存委員会アメリカセクションのアドバイザリー会議(ICCAT Advisory Committee Meeting)、また大西洋高度回遊魚漁業管理アドバイザリー会議 (Highly Migratory Species Advisory Panel Meeting) に出席した。

ハッカソン(Hack-a-thon)を取り入れた、海の温暖化に関するコミュニケーション戦略

Surya Vanka氏が生み出した新たなデザインコミュニケーションの手法 ”Design Swarm(デザインスウォーム) “は、Controlled chaos(管理された混沌)と説明しても良いだろう。現代社会が直面する社会的な問題を解決するために多様な頭脳を効率良く結集させるこの手法は、今後その完成度が高くなるにつれて期待が持てるかもしれない。産業デザインのリーダー的存在であり、マイクロソフト社の元UXディレクター であるVanka氏により発案された、ハッカソンとブレインストーミングを融合させたこの革新的な手法は、解決策が強く求められる問題に取り組むために世界中から注目されている。

世界の海のクロマグロの現状と未来-Bluefin Futures Symposium

1月18日から20日にかけての3日間、世界の海に生息する3種のクロマグロの保護と管理に関して第一線で活躍する専門家たちが、カリフォルニア州モントレーに100人以上集まり、Bluefin Futures Symposiumに参加した。科学、政策の分野、また企業からの研究者、そして保全リーダーたちが初めて国際的に集結し、現在の資源状況、研究の成果、管理体制の曖昧さというような、これら海の捕食者を漁獲するために、未来の持続可能性を保証する鍵を握るテーマについて議論した。

NHK放送3/5に決定!

ネレウスプログラムがNHKの取材を受けた模様が放送されます。

3月5日(土)NHK・BS1 22:00〜22:50
BS1スペシャル
『マネーの狂わせた世界で 〜金融工学者の苦悩と挑戦〜』