ICES( 国際海洋探査協議会)/ PICES( 北太平洋海洋科学機構) 第6回動物プランクトン生産シンポジウム
Natasha Henschke (プリンストン大学/ネレウスフェロー)が、ノルウェーのベルゲンで5月9日〜13日に開催されたICES( 国際海洋探査協議会)/ PICES( 北太平洋海洋科学機構)第6回動物プランクトン生産シンポジウムに出席した。
Natasha Henschke (プリンストン大学/ネレウスフェロー)が、ノルウェーのベルゲンで5月9日〜13日に開催されたICES( 国際海洋探査協議会)/ PICES( 北太平洋海洋科学機構)第6回動物プランクトン生産シンポジウムに出席した。
パリは、グルメ料理を通して漁業への関わりが深い。というのも時折、そこに魚が含まれるためだ。しかし、2015年12月、パリがあの有名な国連気候変動会議(COP 21)の中心となった。二酸化炭素排出を世界規模で抑制するために目標を定めることが会議の目的であった。 Dr. William Cheung(日本財団ネレウスプログラムディレクター・科学/ブリティッシュコロンビア大学准教授)は、違う方面からパリと漁業を繋げた。彼の発表では、世界規模で最大二酸化炭素排出量についてのパリ合意の目標を達成したら、海洋漁業において世界と地域がどのような利益を生むかを論じた。
「ネレウスプフェローシップについて初めから何が興味深かったかというと、あらゆる分野の研究者たちが、未来の漁業や世界の海を予測するという途方も無い挑戦に携わっているということだった。私の博士課程を通して、ガバナンスの観点から未来の海がどのように価値あるものだと述べるか、 というこの質問に常に取り組んできた。社会科学の観点からは、予期モデルは構築できない。予測は不確かである。しかし、未来の経路や新しい挑戦の出現や漁業ガバナンスへのアプローチ方法を理解できる。」とAndrew Merrie(ストックホルム大学/ネレウスフェロー)は述べる。
ネレウス同窓生(デューク大学)であるオンドレ・ブスタニー博士は、3月に開催された大西洋マグロ類保存委員会アメリカセクションのアドバイザリー会議(ICCAT Advisory Committee Meeting)、また大西洋高度回遊魚漁業管理アドバイザリー会議 (Highly Migratory Species Advisory Panel Meeting) に出席した。
マチルダ・ピーターソンは、環境政治学を専門とする。彼女は、世界の海洋資源管理に関して、どのようなガバナンスの仕組みによって効果的な管理ができるかという課題について研究をおこなっている(博士過程)。
世界の漁業に対して支給される政府の補助金が年間350億ドルにのぼることを示した、ネレウスプログラムの論文がMarine Policyに掲載された。
Surya Vanka氏が生み出した新たなデザインコミュニケーションの手法 ”Design Swarm(デザインスウォーム) “は、Controlled chaos(管理された混沌)と説明しても良いだろう。現代社会が直面する社会的な問題を解決するために多様な頭脳を効率良く結集させるこの手法は、今後その完成度が高くなるにつれて期待が持てるかもしれない。産業デザインのリーダー的存在であり、マイクロソフト社の元UXディレクター であるVanka氏により発案された、ハッカソンとブレインストーミングを融合させたこの革新的な手法は、解決策が強く求められる問題に取り組むために世界中から注目されている。
人間の経済活動により漁業の持続可能性が脅かされている。IUU漁業(違法、無報告、無規制)による乱獲が、その主要な要因として挙げられる。ネレウスの共同研究グループであるSea Around Usの最近の研究よると、世界の漁獲量の3割が未報告であることがわかった。
1月18日から20日にかけての3日間、世界の海に生息する3種のクロマグロの保護と管理に関して第一線で活躍する専門家たちが、カリフォルニア州モントレーに100人以上集まり、Bluefin Futures Symposiumに参加した。科学、政策の分野、また企業からの研究者、そして保全リーダーたちが初めて国際的に集結し、現在の資源状況、研究の成果、管理体制の曖昧さというような、これら海の捕食者を漁獲するために、未来の持続可能性を保証する鍵を握るテーマについて議論した。
ネレウスプログラムがNHKの取材を受けた模様が放送されます。
3月5日(土)NHK・BS1 22:00〜22:50
BS1スペシャル
『マネーの狂わせた世界で 〜金融工学者の苦悩と挑戦〜』