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未来のグローバル海洋ガバナンス:Andrew Merrie がフェローシップを終了

「ネレウスプフェローシップについて初めから何が興味深かったかというと、あらゆる分野の研究者たちが、未来の漁業や世界の海を予測するという途方も無い挑戦に携わっているということだった。私の博士課程を通して、ガバナンスの観点から未来の海がどのように価値あるものだと述べるか、 というこの質問に常に取り組んできた。社会科学の観点からは、予期モデルは構築できない。予測は不確かである。しかし、未来の経路や新しい挑戦の出現や漁業ガバナンスへのアプローチ方法を理解できる。」とAndrew Merrie(ストックホルム大学/ネレウスフェロー)は述べる。

A_MERRIE THESISMerrieは、博士論文“Global Ocean Futures: Governance of marine fisheries in the Anthropocene.”の審査を終え、ストックホルムレジリアンスセンターで博士号を取得した。論文は、漁業に焦点を当てた世界の海洋ガバナンスについての挑戦について考察した4部構成でできている。

「未来の気候変動と世界の海洋生態系について何が起こっているのかを理解するだけでなく、予期される生物地球物理学の変化に対してどのように人間社会が反応するだろうかということに焦点を置く必要がある。それが大事なのだ。」そして重要なのは、「これらの未来予測が、世界の漁業産業、政府機関、人間社会にとって何を意味するのか。」と話す。

他のネレウスフェローと共同研究した最初の論文は、人間的側面と生態学的側面の両方を統括した未来の海のモデリングシナリオの枠組みである。2つ目は、新しいガバナンスの道具についての考察や、どのように新しく革新的なガバナンスアプローチが世界レベルで現れ、広がるのについて。3つ目の論文では、公海のガバナンスについて「ガバナンス構造が分解している地域があり、お互いに影響しあったり可能性を作り出している新しい利用者がいる一方で、何か起こっても管理が限られている国々であり、この領域であらゆる競争が見られる様を考察している。」

生態系、科学技術、社会、における予期できない非線形の変化を中心として、最終の論文では、物語風のシナリオを発展させるためにscience fiction prototypingと呼ばれる革新的な方法を使用し、強い科学的証拠ベースにより、変化している世界の海で海洋漁業にとって4つの「急進的な」未来を紹介している。 彼は、現在「急進的な漁業の未来」の原稿を出版するための準備をしており、その詳細は追って紹介する予定である。

Profile_Stockholm_AMerrie.jpgMerrieは、ネレウスプログラムのフェローとしての経験を生かし、今後はストックホルムレジリアンスセンターに勤務。

「めったに無い機会だった。世界的で、かつ他分野に渡るプログラムの一員として、様々な機会を与えてもらった。これらの機会を通して、世界レベルでの海や漁業ガバナンスについて自分の考えを定めることとなった。気候と生態系モデリング、漁業管理ツールに加えて、非常に素晴らしい科学者たちと通じていることにより、自分自身の考えを正確に方向付け、一人で研究していたら行き着かないであろう異なる見解に行き着くことができた。私は、ネレウスフェローとしてこの挑戦と非常にやりがいのある経験が出来たことに、そして何よりネレウスプログラムに心から感謝している。」

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