Sea Around Usの研究により、世界の漁獲量の内30%が報告されていないことが明らかになった
世界中における漁獲量の数値を各国が大幅に過小報告しており、その結果、全漁獲量の非常に重要な情報が現在の公的な発表に反映されていない。
世界中における漁獲量の数値を各国が大幅に過小報告しており、その結果、全漁獲量の非常に重要な情報が現在の公的な発表に反映されていない。
カナダブリティッシュコロンビア州沿岸の先住民コミュニティーでは、2050年までに50%以上の漁獲量減少が見込まれるだろうという、ネレウスプログラムの研究がPLOS ONEに掲載され、地元や国際メディアから高い関心が寄せられた。
気候変動によって、多くの生態系に早い春が訪れる傾向にある。 レベッカ・アッシュ(ネレウスフェロー、プリンストン大学)は、11月13日にアメリカのウェルズリーカレッジ、生物化学学部において「気候変動と海の季節性:季節のサイクルの変化はどのように海の食物連鎖に影響を与えているのか」という題で講義を行った。
コリーン・ペトリック(プリンストン大学、ネレウスシニアフェロー)は、ジェームズ・ワトソン(元ネレウスフェロー)との共同研究のために10月26日から30日までストックホルム大学のレジリアンスセンターを訪れた。ネレウスプログラムに参画している間に、ワトソン博士は、世界の魚類バイオマス分布のシミュレーションモデルを開発した。このモデルは、高い食生産と生育環境の方に向かって泳いでいく魚の能力が、魚の生物体量の空間分布、特に上位捕食者の分布に劇的に影響を与えていると論証した。
第4回 IMBER(海洋生物地球化学・生態系統合研究)の国際ワークショップIMBIZOが、2015年10月26日から30日にかけ、イタリアのトリエステにあるIstituto Nazionale di Oceanografia and Geofisica (OGS)において開催された。この会議には、世界中から科学者や研究者が集まり、どのように海洋の自然環境システムと人間社会の活動(特に漁業)の影響に関する知見を統合し、多重な地理的スケールを考慮し、環境影響ストレスを処理、分析するかを考察した。
太田義孝博士(ネレウスプログラムディレクター/政策担当、UBC)は、2015年10月23日に UBCのLiu Institute for Global Issuesで開催された、セミナー『海は誰のものか?国際公共財(グローバル・コモンズ )である海洋の資本と保全について』で議長を務めた。UNU-IAS(国連大学高騰研究所)とTKI(伝統知識研究所)のシニアフェローであるマリオ・ビエロス博士が発表を行った。このセミナーでは、公海ガバナンスの重要な問題や海洋資源の利益共有について話し合われた。
リチャード・カデル博士(ネレウスシニアフェロー、ユトレヒト大学国際法)は、10月17日にアイスランド、レイキャビクの Harpa Centreで開催されたArctic Circle Conferenceで論文を発表した。Arctic Circle Conferenceは、各国首脳、上級外交官や学識者による一連のプレゼンテーションが特徴となり、北極圏の学問や外交における主要イベントとして一躍その名を広めている。
ライアン・リカゼウスキー博士(南カリフォルニア大学・元ネレウスプログラムフェロー)が、9月28日から10月1日までトルコのアンカラで開催された“School on Ocean Climate Modeling: Physical and Biogeochemical Dynamics of Semi-Enclosed Seas” に、湧昇生態系の専門家として招聘された。また、ライアンは、同じくアンカラで10月2日、3日に開催されたCLIVAR workshop on upwelling にも参加した。
太田義孝博士(ネレウスプログラムディレクター/政策担当、UBC)は、2015年9月16日、持続可能性についての講義を受けるためにUBCを訪れていた学生達に講義を行った。
リチャード・カデル博士(ネレウスシニアフェロー/ユトレヒト大学国際法)は、2015年9月23日、K. G. Jebsen Centre for the Law of the Sea, UiT The Arctic University of Norwayでの、“Persistent Challenges and Recent Developments in International Fisheries Law” についてのワークショップで論文を発表した。