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Archives for 9月 2016

9月 2016

海をイラスト化する:海洋生態系の複雑さを描くための過程

By Jenn Paul Glaser, Nereus Program Consulting Artist
このブログでは、日本財団ネレウスプログラムの美術コンサルタントとして携わった共同プロセスについて検証する。私は、我々が住む惑星の海洋と漁業の美しさと複雑さを讃える、17のイラストレーション製作を依頼された。最終的にこのアートワークシリーズは、ネレウスの指揮の下、スタッフ、ネレウス科学者の国際ネットワーク、経済学者、政策立案者が、18ヶ月間に渡り協力し、創作された。私は、世界中の6機関からの素晴らしい賢人たちと協力して取り組んだことを光栄に思う。私たちの目的は、最先端の研究を土台として、自然の概念を絵画的デジタルコラージュで産みだすことだった。作品の中には、少なくとも16の多様な海洋生態系の中で、合計約30種が描かれている。

北海における海の気候変動アセスメント報告書: 社会・経済的影響 ー 漁業

William Cheung (ネレウスディレクター・科学)とMiranda Jones (ネレウス同窓生)が共同執筆した章「社会・経済的影響ー漁業」が、北海における海の気候変動アセスメントに掲載された。この章では、漁業における生物学的、運用的、経済的懸念について、気候変動の「hot spot」として認定される北海の急速な温度変化に関して、近年の状況や今後の影響について言及した。北海とは、イギリスとノルウェーの間からヨーロッパ本土におよぶ地域であり、世界で最も重要な漁場として名高い。

愛知目標−持続可能な海洋イニシアティブ(SOI)対談

Daniel Dunn(デューク大学/ネレウスフェロー)は、9月26日〜29日に韓国ソウルで開催されたSustainable Ocean Initiative (SOI) Global Dialogue with Regional Seas Organizations and Regional Fisheries Bodies on Accelerating Progress Towards the Aichi Biodiversity Targets(愛知目標に向けた発展のための地域海洋機関と地域漁業団体との持続可能な海洋イニシアティブ(SOI )対談)に出席した。

海の熱波ースイス連邦工科大学チューリッヒ校ブログ記事

熱波は、陸地だけでなく海でも起こっており、とりわけ北東太平洋では「The Blob」と呼ばれたり、2010年と2011年にはオーストラリアの西海岸で短期間の熱波が発生している。Thomas Frölicher (ネレウス同窓生)は、Zukunftsblog(持続可能性に関する事実と見解)内の記事 “Heatwaves in the ocean – a risk to ecosystems?”(海の熱波ー生態系へのリスク)で、これらの「海の2つの例外的な熱波」について概要を述べている。彼は、これらの熱波が海洋生物種や生態系に与える影響について説明している。

季節周期の変化について:Rebecca Aschがフェローシップを終了

春になって、植物の芽が地面を押し上げ、日中暖かくなり、日が長くなってくると、サーモンの稚魚が卵からかえり、泳ぎ、餌を食べ始める。このとき、稚魚は植物プランクトンを餌とし、植物プランクトンも繁殖しているべきである。しかし、気候変動の影響で温暖化が進み、サーモンのような多くの魚の稚魚がこれまでより早い時期に卵からかえってしまったり、逆に遅くかえったりしている。同様に植物プランクトンの繁殖にも同じ状況が起こっている。そのため、餌が繁殖する時期と稚魚が餌を必要とする時期が合わなくなってきているのだ。

極地での漁業についてのセミナーを開催

Erik Molenaar (ユトレヒト大学/ネレウス研究主任)とNetherlands Institute for the Law of the Sea (NILOS) が9月12日にユトレヒト大学で、極地での漁業に関するセミナーを主催した。このイベントは、極地での漁業における多様な側面について、オランダの政府機関、産業界、環境団体、学者の間での情報交換を促進することを目的として行った。

UBC Green College セミナーシリーズ:海洋と漁業における世界的変化への適応

今年、ネレウスプログラムはUBC Green Collegeと「海洋と漁業における世界的変化へ適応するために」についてセミナーシリーズを開催する予定である。このシリーズは、海の変化がどのように環境や人々に影響しているかを探求する7つの講義からなる。秋に行われる最初の3つのセミナーを下記に紹介する。残り4つのセミナーについてもまもなく発表する予定。このセミナーは、UBC(6201 Cecil Green Park Road, Vancouver, BC, Canada)で行われ、無料で一般公開される。

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)報告書

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(以下IPBES)は、Methodological Assessment of Scenarios and Models of Biodiversity and Ecosystem Services(生物多様性と生態系サービスのシナリオとモデルの方法論的アセスメント)を発表し、William Cheung (ネレウスディレクター・科学)は、統括執筆者を務め、また第5章「自然の恩恵を人間が受けるために生物多様性における変化の影響に関するモデル分析」を共著した。この章では、IPBES アセスメントやその他利用者のための生態系サービスモデルやモデリングアプローチの近年の状態を説明し、政策や意思決定の文脈中で生態系サービスのモデリングへの異なるアプローチ法の利点と弱点を説明した。