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公海を遊泳する海洋魚種を理解する:海洋の移動接続性MiCOシステム

By Guillermo Ortuño Crespo, Nereus Program Fellow at Duke University

移動性の魚、海洋哺乳類、海鳥、ウミガメなどの種は、広い範囲で遊泳するため、様々な増加傾向にある人為的圧力に直面する。ライフサイクルの空間的接続性を全く考慮していない保全戦略に加え、気候変動、乱獲、海洋汚染を含む脅威により、結果として世界中でそれらの個体数が減少している。

極地環境での人間行動に関わる法令に関するワークショップ

Richard Caddell (ユトレヒト大学/ネレウスフェロー)は、4月8日にフィンランドのロバニエミで開催された ICE LAW Project の極地環境での人間行動に関わる法令に関するワークショップ(Workshop on Laws and Regulations Currently Guiding Human Behaviour in Icy Environments)に招かれ講演した。これは海と海氷の法律を取り巻く問題を探求するワークショップである。

国家管轄権外区域の海洋生物多様性(BBNJ) PrepCom3 サイドイベント

ネレウスプログラムは、3月27日から4月7日にかけ、ニューヨークの国連本部で開催された国家管轄権外区域の海洋生物多様性に関する第3回準備委員会会議でサイドイベントを開催した。本準備委員会は、国連海洋法条約に基づく公海の保護について、法的拘束力のある文書を作成する過程で国連総会へ勧告するために設立されており、公海の管理に関する様々な議論が交わされている。今回、ネレウスプログラムでは、デューク大学フェローのダニエル・ダンが中心となり「隣接:法的判例、生態学的なつながり、そして伝統的知識が、いかに海における近接(公海と沿岸の関係性)に対する私たちの理解を広げるのか 」と題したサイドイベントを4月4日にニューヨークの国連本部にて開催した。

NGOとグローバル海洋ガバナンスの連携を理解する:Lisa Dellmuth、フェローシップを終了

Dellmuthは、マンハイム大学で政治学の博士号を取得した。フェローシップとして進めた彼女の研究は、いつ、どのように、なぜ権利擁護団体が集結し、グローバル海洋ガバナンスに影響を与えるのかに焦点を当てた。また、権利擁護団体、国内政治、グローバル海洋ガバナンスにおける国際政府組織間の連携についての理解を深めるために政治学と経済学のツールを使用した。

政策概要: ABMTを監視し、国家管轄を超えた海域での漁業での政策のギャップを識別するための道具としての AISデータ

この政策概要は、国家管轄権を超えた海域(ABNJ)シリーズにおける、ネレウスプログラムの科学と技術の概要の一部である。この概要は、カナダ、ニューファンドランド島、セントジョーンズで2016年7月〜8月に開催された第4回国際海洋保全会議の前に開かれたワークショップにて作成され、8月26日〜9月9日に国連で開催された、国家管轄権を超えた生物多様性準備委員会の第2回会議ために準備されたものである。

未来のグローバル海洋ガバナンス:Andrew Merrie がフェローシップを終了

「ネレウスプフェローシップについて初めから何が興味深かったかというと、あらゆる分野の研究者たちが、未来の漁業や世界の海を予測するという途方も無い挑戦に携わっているということだった。私の博士課程を通して、ガバナンスの観点から未来の海がどのように価値あるものだと述べるか、 というこの質問に常に取り組んできた。社会科学の観点からは、予期モデルは構築できない。予測は不確かである。しかし、未来の経路や新しい挑戦の出現や漁業ガバナンスへのアプローチ方法を理解できる。」とAndrew Merrie(ストックホルム大学/ネレウスフェロー)は述べる。

国際機関についての市民意識を査定

国際機関やグローバル・ガバナンスについて、私たちは個人個人異なったレベルで社会的意識(知識や政治的関心)を持っている。しかし、なぜこれが問題となるのだろうか。 Lisa Dellmuth(ネレウスフェロー/ストックホルム大学)による新しい論文では、国際機関に関する知識を持つ人々のタイプに不同性があることを述べる。

ネレウスがニュースに取り上げられるー8月7日

科学誌Scienceに掲載されたウィリアム・チュン(ネレウス共同統括)の論文、“Contrasting futures for ocean and society from different anthropogenic CO2 emissions scenarios” とネレウスレポート、Predicting Future Oceans – Climate Change, Oceans & Fisheries が、北欧科学ニュース”ScienceNordic”の中で紹介された