プログラムについて

ネレウスプログラムについて

日本財団とブリティシュコロンビア大学の共同運営による国際海洋プログラム 【ネレウスプログラム(NF‐UBC Nereus Program)】は、2011年9月から次の内 容を活動の三本柱として掲げ事業活動を行っている。

調査研究:2050 年の海(魚資源)の未来を予測
人材育成:総合的な視野を持った海洋科学者の育成
周知啓発:政策決定者・一般市民などへの魚資源の未来についての理解促進

プログラムは、ブリティッシュコロンビア大学、プリンストン大学、デューク大 学、世界自然保護監視センター(UNEP)、ケンブリッジ大学、ストックホルム大 学、ユトレヒト大学の研究者、および若手研究者である日本財団ネレウスフェ ローによって構成されており、分野横断そしてグローバルな視点から未来の海の豊 かな魚資源の持続可能な利用および保全に貢献する活動を継続して行っている。

ネレウスプログラムの理念

ネレウスプログラムは、多様な科学的知見と政策的視点(意見)を広く共有また は認識し、研究者と他の海洋関係者による新たな国際海洋ネットワークの構築に 努める事をその理念とする。この理念は、次世代に豊かな海を引き継ぐために、 海洋の総合的管理の視座のもと、国際的な課題に的確に対処できる人材の育成を 目指す日本財団の海洋人材育成事業の指針に基づいている。また、ブリティッ シュコロンビア大学の教育理念とも合致する。

ネレウスという名前は?

プログラム名「ネレウス」は、ホメロスの古代ギリシア詩「イリアス」に登場す る海の神ネレウスにちなみ命名された。海神ネレウスは、「海の老人」と称さ れ、海の未来を見通す力を持つとされる。また、ポントス(海)とガイア(大地)の息子であり、英知、誠実さと美徳の象徴として知られている。