海の人材育成に関する国際シンポジウム
太田義孝博士(ネレウスディレクター・政策)が、7月19、20日の両日に東京で開催された海の人材育成に関するシンポジウムにて議長を務めた。
William Cheung (ネレウスディレクター・科学)が、7月25日、26日の両日、メキシコ、メリダで行われたCentre for Research and Advanced Studies of the National Polytechnic Institute (CINVESTAV)で講義をした。
Richard Caddell(ユトレヒト大学/ネレウスフェロー)の論文“Dispute Resolution and Scientific Whaling in the Antarctic: The Story Continues”がAsia-Pacific Journal of Ocean Law and Policy に掲載された。論文では、日本が南極海で行う調査捕鯨に対する国際司法裁判所による判決が意味することを調査した。
なぜサルパは代役を担っているのか。サルパについての一般的誤認識は何か。Natasha Henschke(プリンストン大学/ネレウスフェロー)は、Trends in Ecology and Evolutionに掲載された論文“Rethinking the Role of Salps in the Ocean” の中でいくつかの問題を調査した。
Andre Boustany (デューク大学/ネレウス同窓生/リサーチフェロー)が、7月13日から18日にかけて札幌で開催された北太平洋マグロ類国際科学委員会(ISC)年次総会に出席した。
Henrik Österblom(ネレウスプログラム/研究責任者、ストックホルムレジリアンスセンター)が共著した、グローバル漁業改革のためには、多国籍企業の活動が重要であると主張する新しい論文が PNASに掲載された。
Daniel Dunn(デューク大学/シニアネレウスフェロー)が、漁業や漁村にとっての海の変化とその影響に関するCOMPASS Capitol Hill briefing にてパネリストを務めた。6月28日、ワシントンD.C.のアメリカ合衆国議会議事堂で開催されたこのセッションでは、科学者や政策立案者が一堂に会して漁村のための適応戦略を議論した。
気候変動の記事が新聞の一面を飾ったり、1頭のライオンが殺された、という投稿がFacebookで一気に何千もの人々に拡散されるエコフレンドリーな世の中であるのに、絶滅の危機に瀕しているネズミイルカの存在すら知られていないということがなぜ起こるのだろうか。
コガシラネズミイルカは、1996年には600頭が確認されているが、2016年には60頭に激減しており、異常な速さで絶滅の危機に直面しているという事実が、今月初めにMexico’s Minister of the Environment and Natural Resources で報告された。最大でも1.5メートルにしかならない世界最小の海洋哺乳類だ。黒い目や、死後でさえも笑ったように見える丸い口を持ち、十分に可愛らしい要素を持ち合わせている。
英国が欧州連合(EU)に残留すべきかどうかについての国民投票に至るまでの間に、議論の焦点となったのは、”移民”だった。しかし、水産業も国民の関心事となったことをみなさんはご存知だろうか? 漁師のテムズ川での船上キャンペーンを含め、EU加盟の影響に対するデモ行進や辛辣な議論が、海に関しても引き起こったのだ。 EU離脱には、漁業の将来に多くの不確実性がある。英国が、EUを離脱することによる影響を受けるであろう分野として、政策、科学、そして社会を挙げて解説を試みた。