ネレウスプログラムは、3月27日から4月7日にかけ、ニューヨークの国連本部で開催された国家管轄権外区域の海洋生物多様性に関する第3回準備委員会会議でサイドイベントを開催した。本準備委員会は、国連海洋法条約に基づく公海の保護について、法的拘束力のある文書を作成する過程で国連総会へ勧告するために設立されており、公海の管理に関する様々な議論が交わされている。今回、ネレウスプログラムでは、デューク大学フェローのダニエル・ダンが中心となり「隣接:法的判例、生態学的なつながり、そして伝統的知識が、いかに海における近接(公海と沿岸の関係性)に対する私たちの理解を広げるのか 」と題したサイドイベントを4月4日にニューヨークの国連本部にて開催した。
Daniel Dunn(ネレウスプログラムフェロー)、 Guillermo Ortuño Crespo(ネレウスプログラムフェロー)、Patrick Halpin(デューク大学研究責任者)、他機関からのパートナーと共に、排他的経済水域(EEZs)に隣接する公海地域でのガバナンスを取り巻く議題を提案し議論した。サイドイベントでは、ABNJシリーズのNereus Scientific&Technical Briefsの一環として、最近発表された隣接地に関するポリシーの概要の主な調査結果と推奨事項が目玉となった。
Hosts, Presenters & Discussants Included:
Dr. Daniel C. Dunn, Duke University & NF-UBC Nereus Program
H.E. Jane Chigiyal, Federated States of Micronesia
Dr. Robin Warner, University of Wollongong: “The connected legal seascape of areas within and beyond national jurisdiction”
Mr. Guillermo Ortuño Crespo, Duke University & NF-UBC Nereus Program: “Ecological connectivity: Implications for adjacency”
Dr. Autumn-Lynn Harrison, Smithsonian Institute, and Marjo Vierros, Shaw University: “Coastal communities, Traditional Knowledge and cultural connections to the High Sea”
Dr. Patrick N. Halpin, Duke University & NF-UBC Nereus Program
Ms. Kristina Gjerde, IUCN Global Marine and Polar Programme & Middlebury Institute of International Studies