栄養と水産物における公衆衛生ワークショップ―ワシントン大学にて
8月22日、23日、ワシントン大学にてTiff-Annie Kenny、Oai Li Chen 、Yoshitaka Ota が水産物、公衆衛生、正当な権利についてのワークショップを開催した。このワークショップは、まず人間の健康に関する水産栄養物の役割についてのアドバンスノレッジに着手した。
8月22日、23日、ワシントン大学にてTiff-Annie Kenny、Oai Li Chen 、Yoshitaka Ota が水産物、公衆衛生、正当な権利についてのワークショップを開催した。このワークショップは、まず人間の健康に関する水産栄養物の役割についてのアドバンスノレッジに着手した。
漁業、生息環境悪化、汚染、侵入生物種、気候変動といった人為的ストレス要因が海洋種や生態系を破壊し、食物網の構造や機能を変化させる。特に、1950年代に漁業の急速な発展は、捕食者の減少、魚資源の崩壊、海洋生息環境の悪化を引き起こした。
By Robert Blasiak, Nereus Program Fellow at Stockholm University
113年前まで時計を巻き戻してみよう。著名なドイツの動物学者Franz Dofleinが、日本沿岸の深海溝の海洋動植物を研究する最初の科学者になることを夢見て、2年間の旅に出るところだ。日本とロシア帝国が、開戦を宣言したという事態は問題であるが、数か月に及ぶ準備を中断することはできず、1904年の夏、彼は東アジア行きの蒸気船Prince Heinrichに乗り込むのである。
海面下200~100mにある中深層に関しては、あまり理解されていない。温暖化、脱酸素化、酸性 化、商業漁業、海底採掘のようなグローバルな問題に中深層は脆弱である可能性があるので、ここの 理解が限られていることがますます問題となってくるだろう
沿岸水域でのクラゲの目撃情報が、以前と比べ増えている。地域別ケーススタディによると、多くの人が、海水の温暖化によってクラゲ個体群規模が爆発的に増大してきていると推測している。しかし、これを裏付けるデータセットはあまりない。Natasha Henschkeは、ネレウスプログラムでこのトピックに関する研究をした。
太平洋クロマグロは危機にある。初期の資源量と比べ、2.6%まで資源が減少している。クロマグロは乱獲され、その資源減少は止まる所を知らない。この悲惨な状況を改善するために、その魚資源の適切な管理がますます重要になっているのだが、そのために必要な魚の生態や移動パターンの情報が限られているのが実情だ。
公海は、国際水域とも呼ばれるが、世界の海の64%、地球の表面の45%を占めている。公海は世界で共有されているが、どの国にも統治されていない。これは、海藻から魚やサメまで、公海の素晴らしい生物多様性が保護されていない状況であるということだ。