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Archives for 1月 2017

1月 2017

持続可能な漁業に向け経済学ベースの解決策を探る:第7回漁業管理代替案会議

by Andrés M. Cisneros-Montemayor(ネレウスプログラムマネージャー/リサーチアソシエイト)

ラテンアメリカ(さらには世界の大部分)における、乱獲と漁業コミュニティの衰退が明らかになり、また何十年もの研究と保全活動により、持続可能な漁業を可能にする政策に関して大きな転換期を迎えるかもしれない。各分野が、お互いの存在や各々がもたらす価値に耳を傾け、認識し、明確な責任を持つのだ。

植物プランクトンから巨大マグロまで:気候変動が海の生態系のエネルギーの流れに及ぼす影響

植物プランクトンは、ほとんど全ての海洋生物にエネルギーを供給する根幹を為す。植物プランクトンの量により、その海域で捕獲できる魚の生息量を予測できそうに思うかもしれない。しかし、ネレウスプログラムの研究者による新しい研究では、この関係はそれほど単純ではないことを示している。

気候とカタクチイワシとイワシ

国際連合食糧農業機関(FAO)によると、カタクチイワシとイワシは2012年の世界漁獲量の13%を占めた。人間、海洋哺乳類、海鳥、イカ、および他の魚が、これらの小魚を消費する。また、水産養殖飼料、工業用油、および健康補助食品にも使用されている。Annual Review of Marine Scienceに掲載された Rebecca Asch (プリンストン大学/ネレウス同窓生)とRyan Rykaczewski(サウスカロライナ大学/ネレウス同窓生)が共著した新しい研究 “Climate, Anchovy, and Sardine” は、カタクチイワシとイワシの過去、現在、未来についての論文である。

国連生物多様性会議 (COP13)

国連生物多様性会議が12月5日から14日にかけメキシコ、カンクンで開催され、ネレウスプログラムからPat Halpin (デューク大学/研究責任者)、Daniel Dunn (デューク大学/フェロー)、Gerald Singh (ブリティッシュコロンビア大学/フェロー)、Suzanne von der Porten (ブリティッシュコロンビア大学/リサーチアソシエイト) が参加し、発表を行った。COP13 の使命は、生物多様性条約の実施と愛知生物多様性目標の達成をはかるための戦略的な行動を起こすことである。