海を渡る移動性種の接続性について: COP12 移動性動物種保護 に関する条約
すべての魚が同じように遊泳するわけではない。小さな家ぐらいのサイズを泳ぎ回って一生を過ごす 魚もいれば、たった数か月で大西洋を渡り5000kmも移動する魚もいる。こういった魚でさえ、多く の変動がみられる。
すべての魚が同じように遊泳するわけではない。小さな家ぐらいのサイズを泳ぎ回って一生を過ごす 魚もいれば、たった数か月で大西洋を渡り5000kmも移動する魚もいる。こういった魚でさえ、多く の変動がみられる。
海面下200~100mにある中深層に関しては、あまり理解されていない。温暖化、脱酸素化、酸性 化、商業漁業、海底採掘のようなグローバルな問題に中深層は脆弱である可能性があるので、ここの 理解が限られていることがますます問題となってくるだろう
公海は、国際水域とも呼ばれるが、世界の海の64%、地球の表面の45%を占めている。公海は世界で共有されているが、どの国にも統治されていない。これは、海藻から魚やサメまで、公海の素晴らしい生物多様性が保護されていない状況であるということだ。
持続可能な開発目標(SDGs) の14「海の豊かさを守ろう」に特に焦点を当てた初めての会議である、国連海洋会議が6月5日に始まった。初日は、文化行事と総会、そして海洋汚染に対処するためのパートナーシップの意見交換が行われた。この会議では、SDG14の7つの目標のそれぞれについての話し合いが行われた。また、興味深く有益なサイドイベントがたくさん開催された。
5月10日から14日にかけ、Environmental Drivers of Fishing Effort Workshopがハリファックスのダルハウジー大学で開催された。ネレウスからは、William Cheung (ネレウスディレクター・科学/UBC)、 Pat Halpin (ネレウス研究責任者/Duke)、 Derek Tittensor(ネレウスリサーチアソシエイト/Cambridge/UNEP-WCMC)、Daniel Dunn (ネレウスフェロー/Duke)、 Guillermo Ortuño-Crespo (ネレウスフェロー/Duke)、Gabriel Reygondeau (ネレウスフェロー/UBC)、Vicky Lam (ネレウスフェロー/UBC)が出席した。
Daniel Dunn(デューク大学/ネレウスシニアリサーチフェロー)は、デューク大学(ノースカロライナ)で2月15日から17日にかけGlobal Ocean Biodiversity Initiative (GOBI) とInternational Climate Initiative (IKI) と世界の回遊魚の連結性に関するワークショップを開催した。
Daniel Dunn(デューク大学/ネレウスシニアリサーチフェロー)とGuillermo Ortuño Crespo(デューク大学/ネレウスフェロー)は、デューク大学で2月7日、8日に開催された“Workshop to Share Experience of Support to Small-Scale Fisheries” に出席した。
国連生物多様性会議が12月5日から14日にかけメキシコ、カンクンで開催され、ネレウスプログラムからPat Halpin (デューク大学/研究責任者)、Daniel Dunn (デューク大学/フェロー)、Gerald Singh (ブリティッシュコロンビア大学/フェロー)、Suzanne von der Porten (ブリティッシュコロンビア大学/リサーチアソシエイト) が参加し、発表を行った。COP13 の使命は、生物多様性条約の実施と愛知生物多様性目標の達成をはかるための戦略的な行動を起こすことである。
Daniel Dunn(デューク大学/ネレウスフェロー)は、9月26日〜29日に韓国ソウルで開催されたSustainable Ocean Initiative (SOI) Global Dialogue with Regional Seas Organizations and Regional Fisheries Bodies on Accelerating Progress Towards the Aichi Biodiversity Targets(愛知目標に向けた発展のための地域海洋機関と地域漁業団体との持続可能な海洋イニシアティブ(SOI )対談)に出席した。
8月26日〜9月9日にかけ、国家管轄権を超えた地域での海洋生物多様性についての第二回準備委員会がニューヨークで開催された。
15日間に渡って開催されたこの会議では、法律文書を作成することを目的とした国連の2015年決議に従い、国家管轄権外における生物多様性の保全と持続可能な利用のため、国際的拘束力のある文書に含まれる要素に基づいた国連総会への提言を作成した。