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国際野生生物法:保全における役割の理解と強化

国際野生生物法は、国際野生生物弁護士及び保全専門家間での協力を強化するために選択的かつ情報に基づくアプローチが選択された場合、保全を強化するために有効である。Richard Caddell(ネレウスプログラムフェロー/ユトレヒト大学)は、BioScienceに掲載された新しい共同執筆論文の中で、国際野生生物法の限界と機会を探った。

保全の事例研究:エストニアの自然保護

Richard Caddell(ユトレヒト大学/ネレウスフェロー)が先日発表した “Wilderness protection in Estonia“では、ヨーロッパ原生自然管理のケーススタディとして、エストニアの事例を用いた。 Caddellは、「エストニアで素晴らしい自然保護がなされていることは、あまり知られていない。エストニアでは、13世紀から人がほとんど立ち入らない自然保護区を設けており、EUの中でもこの分野に関して厳しい法規制を敷いている国である。エストニアの島々や沿岸の大部分の保全状態が良く、比較的手つかずの状態であり、さらに責任を持って運営されるエコツーリズム産業がある。

愛知目標−持続可能な海洋イニシアティブ(SOI)対談

Daniel Dunn(デューク大学/ネレウスフェロー)は、9月26日〜29日に韓国ソウルで開催されたSustainable Ocean Initiative (SOI) Global Dialogue with Regional Seas Organizations and Regional Fisheries Bodies on Accelerating Progress Towards the Aichi Biodiversity Targets(愛知目標に向けた発展のための地域海洋機関と地域漁業団体との持続可能な海洋イニシアティブ(SOI )対談)に出席した。

国際自然保護連合(IUCN)世界自然保護会議

国際自然保護連合(以下IUCN)世界自然保護会議が、9月1日〜5日にかけ、ハワイ・ホノルルで開催された。世界自然保護年次会議には、「conserving the environment and harnessing the solutions nature offers to global challenges」を目標に掲げ、関係者、各組織のリーダー、政界からの政策立案者、市民組織、先住民グループ、ビジネス、学者など何千もの人々が集結した。

政策概要:保全と持続可能な利用のためのスペース:国家管轄権を超えた領域における地域型管理

この政策概要は、国家管轄権を超えた海域(ABNJ)シリーズにおける、ネレウスプログラムの科学と技術の概要の一部である。この概要は、カナダ、ニューファンドランド島、セントジョーンズで2016年7月〜8月に開催された第4回国際海洋保全会議の前に開かれたワークショップにて作成され、8月26日〜9月9日に国連で開催された、国家管轄権を超えた生物多様性準備委員会の第2回会議ために準備されたものである。

政策概要:データの公開

この政策概要は、国家管轄権を超えた海域(ABNJ)シリーズにおける、ネレウスプログラムの科学と技術の概要の一部である。この概要は、カナダ、ニューファンドランド島、セントジョーンズで2016年7月〜8月に開催された第4回国際海洋保全会議の前に開かれたワークショップにて作成され、8月26日〜9月9日に国連で開催された、国家管轄権を超えた生物多様性準備委員会の第2回会議ために準備されたものである。

コガシラネズミイルカが絶滅危惧種になったのは漁業の問題だけではなく、社会的、生態学的問題でもある

気候変動の記事が新聞の一面を飾ったり、1頭のライオンが殺された、という投稿がFacebookで一気に何千もの人々に拡散されるエコフレンドリーな世の中であるのに、絶滅の危機に瀕しているネズミイルカの存在すら知られていないということがなぜ起こるのだろうか。

コガシラネズミイルカは、1996年には600頭が確認されているが、2016年には60頭に激減しており、異常な速さで絶滅の危機に直面しているという事実が、今月初めにMexico’s Minister of the Environment and Natural Resources で報告された。最大でも1.5メートルにしかならない世界最小の海洋哺乳類だ。黒い目や、死後でさえも笑ったように見える丸い口を持ち、十分に可愛らしい要素を持ち合わせている。

世界の生物多様性保全条約間での相互影響

Richard Caddell(ユトレヒト大学/ネレウスフェロー)は、2016年6月に出版された Research Handbook on Biodiversity and Lawの一章に“‘Only connect’? Regime interaction and global biodiversity conservation” を寄稿した。この章は、生物多様性を取り扱ういくつかの異なる国際条約、特定種や生態系の保全を扱う国際合意を考察したものである。

大西洋マグロおよび高度回遊魚に関する会議

ネレウス同窓生(デューク大学)であるオンドレ・ブスタニー博士は、3月に開催された大西洋マグロ類保存委員会アメリカセクションのアドバイザリー会議(ICCAT Advisory Committee Meeting)、また大西洋高度回遊魚漁業管理アドバイザリー会議 (Highly Migratory Species Advisory Panel Meeting) に出席した。