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William Cheung

ダニエル・ポーリーと ウィリアム・チュン、極地がさらされ ている脅威の長期管理についての論文が掲載

ダニエル・ポーリー教授(ネレウス運営委員会議長、 諮問委員会委員 )とウィリアム・チュン准教授(ネレウス統括、主任研究員)が共著した論文、“Polar lessons learned: longterm management based on shared threats in Arctic and Antarctic environments” (ダウンロード PDF) がFrontiers in Ecology and the Environment(科学誌)に掲載された。この論文では、気候変動、汚染、過剰漁業、侵入生物種などを含む、北極、南極がさらされている脅威について考察している。「気候変動の要因となる温室効果ガスの排出が減らせるまで、気候変動に関係する汚染や過剰漁業、侵入生物種を含む他の脅威に対処することが大事である。」と論文中で忠告している。

ネレウスのメンバー達が、魚と漁業における気候変動のモデリング効果 に関するICES( 国際海洋探査協議会) /PICES( 北太平洋海洋科学機構)ワークショップに出席

チャールズ・ストック(ネレウス主任研究員、 NOAA(アメリカ海洋大気庁)/Geophysical Fluid Dynamics Laboratory(地球流体力学研究所))、ケリー・キアニー(元ネレウスフェロー、プリンストン大学)、太田義孝(ネレウス統括、政策、ブリティッシュ・コロンビア大学)、ウィリアム・チュン(ネレウス統括、科学、ブリティッシュ・コロンビア大学)は、8月10日から12日にかけシアトルで行われた、アメリカ海洋大気庁主催の、魚と漁業における気候変動のモデリング効果に関するICES( 国際海洋探査協議会) /PICES( 北太平洋海洋科学機構) ワークショップに参加した。

ネレウスがニュースに取り上げられるー8月7日

科学誌Scienceに掲載されたウィリアム・チュン(ネレウス共同統括)の論文、“Contrasting futures for ocean and society from different anthropogenic CO2 emissions scenarios” とネレウスレポート、Predicting Future Oceans – Climate Change, Oceans & Fisheries が、北欧科学ニュース”ScienceNordic”の中で紹介された

ウィリアム・チュンが生物多様性及び生態系サービスに関する政府間プ ラットフォーム (IPBES)の Third Author Meetingに出席。

ウィリアム・チュン博士(ネレウスプログラム共同統括/研究代表者)は、7月27日から31日にかけて北京で開催された、 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間プラットフォーム (IPBES)のThird Author Meetingに出席した。彼は、IPBESアセスメントの 統括執筆責任者であり、 生物多様性と生態系サービスの政策ツールとしてのシナリオ分析と方法論としてのモデリング手法の解説を担当する。

William CheungとYoshitaka Otaが科学会議Our Common Future under Climate Changeにて講演

ウィリアム・チュン博士と太田義孝博士(両ネレウス共同統括)は、パリで開催された科学会議 Our Common Future under Climate Change に参加し、気候変動が海洋生態系と漁業に及ぼす影響についてネレウスプログラムで発見したことを発表した。7月7日から10日にかけて開催されたこの会議には、100カ国から2000人近くが参加し、気候変動に関する科学的知見に基づきあらゆる側面から議論した。

ウィリアム・チュンの気候変動による魚の回遊 に関する論文がScienceに掲載

研究者が集まる国際チームが、二通りの気候変動のシナリオから予想される未来の海を比較した。一方のシナリオは、2100年までの気温の上昇を2℃以内に抑えるというコペンハーゲン合意によるもの。もう一方は、これまでのアプローチ通り気温が5℃上昇するというもの。研究者は、もしこのまま温暖化が抑制されなければ、気温の上昇を抑制したシナリオより 65%早い 段階で、魚は現在の生息域から移動してしまう、つまり生物多様性や生態系の機能に変化をきたす結果となる、と述べている

ネレウスプログラムレポート: 海の未来を予測する: 気候変動、 海、 魚資源

日本財団(The Nippon Foundation – NF)は、ブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia – UBC)と9年間、15億円規模で共同プログラム「NF-UBC ネレウス–未来の海を考える」をしている。このプログラムは、グローバルスケールで魚の資源と海の未来を予測し、その問題解決に寄与することを目的とした世界で唯一の総合的な海洋プログラム である。