Rachel Seary(ネレウスフェロー/ University of Cambridge/UNEP-WCMC)は、2016年8月8日もバンコクで開催された第一回漁業と養殖のための気候変動への適応に関するFishAdapt 会議に参加した。会議は、漁業や養殖産業での気候変動の適応の実践的な経験を分かち合う機会を提供することを目的とした。この会議には、27カ国から110人の研究者達が参加し、異なる地域や異なる生態系の設定下での適応戦略の施行例を広めること、漁業や水産業に関する気候変動適応とそこに頼っている社会の脆弱性に関する研究のための知識や今後の必要条件の近況を確認することを行った。
Rachelは、適応についての本会議の中で、Dana Miller(ポスドク)を代表して「海洋システムにおける気候変動への適応戦略」の論評を発表した。彼女はまた、マングローブベースの漁業と養殖業についての小さな特別セッションに関わり、マングローブと漁業コミュニティ連携また地球的な環境変化の将来の影響に関する彼女の研究を発表した。このセッションでは、海面上昇によって誘発されるマングローブ減少の影響による漁業生産上の損失についての懸念を強調し、インドとオーストラリアからの多数の例が紹介された。