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100年以上も世界中の海洋科学者を魅了する、日本のある小さな湾

By Robert Blasiak, Nereus Program Fellow at Stockholm University

113年前まで時計を巻き戻してみよう。著名なドイツの動物学者Franz Dofleinが、日本沿岸の深海溝の海洋動植物を研究する最初の科学者になることを夢見て、2年間の旅に出るところだ。日本とロシア帝国が、開戦を宣言したという事態は問題であるが、数か月に及ぶ準備を中断することはできず、1904年の夏、彼は東アジア行きの蒸気船Prince Heinrichに乗り込むのである。