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Daniel Dunnの海洋前線とシーマウントの生産性に関する論文がFish and Fisheriesに掲載

ダニエル・ダン(デューク大学 Marine Geospatial Ecology Lab、ネレウスリサーチフェロー)の環境条件と海洋前線がどのように海面下の山、海山の生産性を促進するかについての論文、“A perspective on the importance of oceanic fronts in promoting aggregation of visitors to seamounts” (PDF) がFish and Fisheriesに掲載された。

Thomas Froelicherの海洋生態系の多様な要因の出現に関する 論文がBiogeosciences誌に掲載

ネレウスプログラムの同窓生で、2012−2013年のシニアリサーチフェロー(プリンストン大学)であったトーマス・フローリカーが共著した論文、 Emergence of multiple ocean ecosystem drivers in a large ensemble suite with an Earth system model がBiogeosciencesに掲載された。この著者たちは、温暖化、酸性化、貧酸素化、生物生産量の撹乱、などの海洋生態系の多様な要因の出現について調査した。

ウィリアム・チュンの気候変動による魚の回遊 に関する論文がScienceに掲載

研究者が集まる国際チームが、二通りの気候変動のシナリオから予想される未来の海を比較した。一方のシナリオは、2100年までの気温の上昇を2℃以内に抑えるというコペンハーゲン合意によるもの。もう一方は、これまでのアプローチ通り気温が5℃上昇するというもの。研究者は、もしこのまま温暖化が抑制されなければ、気温の上昇を抑制したシナリオより 65%早い 段階で、魚は現在の生息域から移動してしまう、つまり生物多様性や生態系の機能に変化をきたす結果となる、と述べている

ネレウスプログラムレポート: 海の未来を予測する: 気候変動、 海、 魚資源

日本財団(The Nippon Foundation – NF)は、ブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia – UBC)と9年間、15億円規模で共同プログラム「NF-UBC ネレウス–未来の海を考える」をしている。このプログラムは、グローバルスケールで魚の資源と海の未来を予測し、その問題解決に寄与することを目的とした世界で唯一の総合的な海洋プログラム である。

ネレウスブログ2:レベッカ・アシュは、「気候変動は季節や魚に影響を及ぼしている」と考える。

ネレウスプログラムの太田です。
冬が年の半分を占めるバンクーバーもここひと月ほどで一気に夏めいてきました(春を飛ばしています)。

先々週にネレウスの年次大会が開催され、30人の若手研究員と教授陣が世界中から参加しました。

誰もがフリーに議論を交わせる場所であることがこの年次大会のモットーであり、分野横断研究の最重要な空間設定だと思っています。