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Andres Cisneros-Montemayor

ブルーエコノミー:今後の海洋産業改革

By Andrés Cisneros-Montemayor, Nereus Program Manager and Research Associate

海岸からは、町全体に電気を供給する風車と、その後ろにあるほとんどの地域に淡水を供給する淡水化プラントが見える。隣接する漁船のある湾には(もちろん持続可能な漁業である)、自然に漁獲された魚と統合された海洋養殖業の製品を取り込む水産物加工センターがあり、積み荷が降ろされる。そこでは生態系を模した複数の種を生育している 。これは、国連、世界銀行、世界最大の財政および保全基盤が促進するブルーエコノミーのビジョンである。確かに魅力的なビジョンではあるが、海洋産業革命のためのこの新しい提案の含意を検討し、真の社会的、および生態学的利益を確実にするために必要な戦略を予測する必要もある。

コガシラネズミイルカを捕獲!種の存続の可能性は?

VaquitaCPR 保全プロジェクトの科学者らが、最近メキシコ、カリフォルニア湾で、生きたコガシラネズミイルカを捕獲した。コガシラネズミイルカは、世界で最小の海洋哺乳類で、絶滅の危機にあるとされる。捕獲したコガシラネズミイルカは、生後6か月の子供だったのですぐに海に返された。

国連海洋会議:3日目

国連海洋会議3日目は、漁業を持続可能にすること、小島嶼開発途上国(SIDS)や後発開発途上国(LDC)への利益を増加させることについて、加盟国代表間での本会議の議論が続いた。

レポートー海洋と持続可能な開発目標:コベネフィット、気候変動、社会的平等

健全な海を保つことが、世界の持続可能な開発に様々な形で有効である、という日本財団ネレウスプログラムのレポートが発表された。気候変動と社会的平等に取り組みながら、海洋を修復することで、貧困が緩和され、暮らしが成り立ち、世界中の何百万人もの人々の健康が向上する。

持続可能なコースのチャート作り:カナダの漁業を探るパネルイベント

Andrés Cisneros-Montemayor(ネレウスプログラムマネージャー)は、OceanCanadaとVancouver Aquariumが4月11日に主催したセミナー “Charting A Sustainable Course: Exploring Canada’s Fisheries” にてパネリストを務めた。このイベントは、形式ばらないパネルディスカッションで行われた。パネリストたちは、カナダの地域の漁業、先住民漁業、レクリエーションフィッシング、商業漁業に関する現在の問題と将来の予測についての考察を述べた。

北アメリカ漁業経済学者協会フォーラム

Andrés Cisneros-Montemayor (ブリティッシュコロンビア大学リサーチアソシエイト/ネレウスプログラムマネージャー)は、メキシコ、ラパスで3月21日から24日にかけて開催されたNorth American Association of Fisheries Economists Forum(北アメリカ漁業経済学者協会フォーラム)でプレゼンテーションを行った。

国連海洋会議事前会合でのサイドイベント

2月15日と16日、国連総会は6月に開催される国連海洋会議のための事前会合をニューヨークで開催した。この会議の目的は、持続可能な開発目標(以下SDG)14:持続可能な開発のために海洋、海洋資源の保全と持続可能な利用、の実施を支援することである。

ネレウス今週のニュース

メキシコにおけるスペインの統治とその後の先住民統合政策に抵抗した先住民セリ族は、メキシコ北西 部の乾燥気候にある先祖代々の沿岸および海洋領土の一部に対して、ようやく正式な権利を得た。彼ら の生計は海の資源に維持されてきたが、現在は魚資源の減少により外部との競争と戦わなければならな くなっている。」とYoshitaka Ota(ネレウスディレクター・政策)とAndrés Cisneros-Montemayor(ネレウスプログラムマネージャー)はThe Conversationの中で記述している。

Green Collegeセミナー:先住民漁業、海洋政策、人間の安全保障

ネレウスプログラムとグリーンカレッジは、1月19日、今年最初の公開セミナーを、先住民族の漁業をテーマに共同開催した。ネレウスからは、 Yoshitaka Ota (ネレウスディレクター・政策)、Suzanne von der Porten(ブリティッシュコロンビア大学/リサーチアソシエイト)が、またゲストスピーカーとしてMarjo Vierros(国連大学高等研究所)を招き、先住民漁業に関する研究と国内および国際規模での効果的な政策実施における課題についての発表を行った。

持続可能な漁業に向け経済学ベースの解決策を探る:第7回漁業管理代替案会議

by Andrés M. Cisneros-Montemayor(ネレウスプログラムマネージャー/リサーチアソシエイト)

ラテンアメリカ(さらには世界の大部分)における、乱獲と漁業コミュニティの衰退が明らかになり、また何十年もの研究と保全活動により、持続可能な漁業を可能にする政策に関して大きな転換期を迎えるかもしれない。各分野が、お互いの存在や各々がもたらす価値に耳を傾け、認識し、明確な責任を持つのだ。