クラゲ個体群規模の変化ーNatasha Henschkeがフェローシップを終了
沿岸水域でのクラゲの目撃情報が、以前と比べ増えている。地域別ケーススタディによると、多くの人が、海水の温暖化によってクラゲ個体群規模が爆発的に増大してきていると推測している。しかし、これを裏付けるデータセットはあまりない。Natasha Henschkeは、ネレウスプログラムでこのトピックに関する研究をした。
沿岸水域でのクラゲの目撃情報が、以前と比べ増えている。地域別ケーススタディによると、多くの人が、海水の温暖化によってクラゲ個体群規模が爆発的に増大してきていると推測している。しかし、これを裏付けるデータセットはあまりない。Natasha Henschkeは、ネレウスプログラムでこのトピックに関する研究をした。
2016年は、ネレウスプログラムにとって実りある年となった。ネレウスプログラムは、海と漁業に関する素晴らしい研究と話題を提示することができた。ここでは、今年私たちのウェブサイトで最も人気のあった上位10の記事を紹介する。
「エイリアン」「ゼリーボール」「海のくるみ」。これらは、Natasha Henschke(プリンストン大学/ネレウスフェロー)が発表した論文 “Rethinking the Roles of Salps in the Ocean”の中で言及しているように、メディアがサルパを説明する時に用いる呼び方である
なぜサルパは代役を担っているのか。サルパについての一般的誤認識は何か。Natasha Henschke(プリンストン大学/ネレウスフェロー)は、Trends in Ecology and Evolutionに掲載された論文“Rethinking the Role of Salps in the Ocean” の中でいくつかの問題を調査した。
Natasha Henschke(プリンストン大学/ネレウスフェロー)は、5月30日から6月3日にかけてスペイン、バルセロナで開催された第5回くらげの大量発生に関する国際シンポジウムに出席した。“Modelling global relationships between climate and jellyfish (Aurelia spp.) blooms”と“Rethinking the role of salps in the ocean”について発表を行った。
Natasha Henschke (プリンストン大学/ネレウスフェロー)が、ノルウェーのベルゲンで5月9日〜13日に開催されたICES( 国際海洋探査協議会)/ PICES( 北太平洋海洋科学機構)第6回動物プランクトン生産シンポジウムに出席した。
柔らかくゼラチン質の体を持つクラゲは、一見無害の生物のように思われるかもしれないが、クラゲの大量発生は、人間の活動に有害な影響が引き起こすされる可能性がある。発電装置が目詰まりを起こしたり、養殖場の魚が大量死したり、魚網が破れたり、10トン漁船さえも沈めてしまったりする、様々な被害がすでに世界各地で起こっているのだ。そして、最近では、クラゲが、気候変動、または乱獲や富栄養化、沿岸開発のような人間活動により大量発生が引き起こされているとの分析が発表されている。