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Colleen Petrik

繁殖戦略とロックフィッシュ:漁業管理のための生活史の特質のフレームワーク

水族館や水産市場へ訪れると、信じられないほどの種類の魚がいることがわかる。これらの魚は見た目だけでなく生活史の特質が異なる。生活史には、最大魚体サイズ、寿命、成熟年齢、産卵(卵の数)が含まれる。同じ系統発生、進化の歴史を持つ魚は類似の特質を共有する。逆に、無関係の魚は、時折、同様の特質を独自に進化させる。

Colleen Petrikが2016年度のPICES科学委員会最優秀プレゼンテーション賞を受賞

Colleen Petrik(プリンストン大学/ネレウスフェロー)が、11月2日から11日にかけサンディエゴで開催されたPICES年次会議で科学委員会最優秀プレゼンテーション賞を受賞した。彼女は、ネレウスの研究で構築したモデルの結果を使用し、“The response of fisheries production to natural and anthropogenic forcing: past, present and future”というプレナリー・プレゼンテーションを行った。このセッションの詳細は以下。

PICES25周年:功績を讃え、未来を想像するPICES年次会議

11月2日から13日にかけて、 North Pacific Marine Science Organization (PICES) 年次会議がアメリカ、サンディエゴで開催された。この会議では、これまでの25年を振り返り、同時に今後25年を予期することをテーマにPICES 25周年を祝した。沿岸生態系ストレス要因、海洋生物多様性の損失や変化、気候変動に対応した生産性や種分布の変化、将来の海洋生態系の見通しや予測の展開、海洋生態系や人類社会への気候変動による影響の考察を含むトピックが話し合われた。

世界の魚類バイオマス分布モデルをストックホルムレジリアンスセンターと共同研究

コリーン・ペトリック(プリンストン大学、ネレウスシニアフェロー)は、ジェームズ・ワトソン(元ネレウスフェロー)との共同研究のために10月26日から30日までストックホルム大学のレジリアンスセンターを訪れた。ネレウスプログラムに参画している間に、ワトソン博士は、世界の魚類バイオマス分布のシミュレーションモデルを開発した。このモデルは、高い食生産と生育環境の方に向かって泳いでいく魚の能力が、魚の生物体量の空間分布、特に上位捕食者の分布に劇的に影響を与えていると論証した。