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Thomas Froelicherの海洋生態系の多様な要因の出現に関する 論文がBiogeosciences誌に掲載

ネレウスプログラムの同窓生で、2012−2013年のシニアリサーチフェロー(プリンストン大学)であったトーマス・フローリカーが共著した論文、 Emergence of multiple ocean ecosystem drivers in a large ensemble suite with an Earth system model がBiogeosciencesに掲載された。この著者たちは、温暖化、酸性化、貧酸素化、生物生産量の撹乱、などの海洋生態系の多様な要因の出現について調査した。

ネレウスブログ3 気候変動と漁業について

ネレウス太田です。現在イギリス、ケンブリッジです。明日フランスに向かいパリでの科学会議,Our Common Future under Climate Change”に出席します。山のようなプログラムで気候変動と私たちの未来についての科学が共有されます。このブログで今後レポートします。

ウィリアム・チュンの気候変動による魚の回遊 に関する論文がScienceに掲載

研究者が集まる国際チームが、二通りの気候変動のシナリオから予想される未来の海を比較した。一方のシナリオは、2100年までの気温の上昇を2℃以内に抑えるというコペンハーゲン合意によるもの。もう一方は、これまでのアプローチ通り気温が5℃上昇するというもの。研究者は、もしこのまま温暖化が抑制されなければ、気温の上昇を抑制したシナリオより 65%早い 段階で、魚は現在の生息域から移動してしまう、つまり生物多様性や生態系の機能に変化をきたす結果となる、と述べている

ネレウスプログラムレポート: 海の未来を予測する: 気候変動、 海、 魚資源

日本財団(The Nippon Foundation – NF)は、ブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia – UBC)と9年間、15億円規模で共同プログラム「NF-UBC ネレウス–未来の海を考える」をしている。このプログラムは、グローバルスケールで魚の資源と海の未来を予測し、その問題解決に寄与することを目的とした世界で唯一の総合的な海洋プログラム である。

海の未来とディズニーランド

先日の世界海の日にカリフォルニアのディズニーランドのブログで記事として発表されていた事だが、モントレー水族館が進める「シーフードウォッチ:どの魚が環境に考慮して穫られたかを示す持続可能なお魚ランキングプログラム」(http://www.seafoodwatch.org/)がカリフォルニアのディズニーランドと提携を結んでおり、ランド内のレストランで魚は持続可能な漁業から魚を仕入れているという。

モントレーは世界でも指折りの水族館だが、ディズニーとのコラボは、企業の社会的責任そして教育を考える上でも素晴らしい取り組みだと思う。

Daniel Dunn が Dynamic Ocean Management (動的海 洋管理手法)の論文をMarine Policyに発表

ダニエル・ダン博士は、Marine Policy に動的海洋管理手法(“Dynamic ocean management: defining and conceptualizing real-time management of the ocean,”)の論文を発表した。ダン博士は、海洋資源の流動的な性質に対処するため、リアルタイムのデータ を織り込んだ、より動的かつ迅速な海洋管理アプローチについて提唱している。