【世界における漁業の補助金について、Voxに掲載される】
世界の漁業に対して支給される政府の補助金が年間350億ドルにのぼることを示した、ネレウスプログラムの論文がMarine Policyに掲載された。
3月21日、アメリカのメディアVox が“How the world subsidizes overfishing, in two charts”という記事の中で、ネレウスプログラムの論文とインフォグラフィックを取り上げ、ウェブサイトに掲載した。記事では、漁業補助金の種類の概要を紹介し、アメリカがいかに水産業を援助し、乱獲された魚資源を立て直そうと努力しているかを考察している。
【ドイツのラジオ局Deutschlandfunkに、気候変動モデルの不確実性を取り上げられる】
ネレウスプログラムの現在の研究では、世界の海への影響をより正確に予測するために、気候変動モデルの不確実性を縮減することを検討している。 Ocean Sciences Meeting 2016で発表したこの議題について、ネレウスプログラム統括(科学)William Cheung が、ドイツのラジオ局Deutschlandfunkのインタビューを受けた。その後、局のウェブサイトに“Düsterer Ausblick in die Zukunft”という記事が掲載された。
【Toronto Starは、カナダでの気候変動の影響についての意見を収集した】
カナダのToronto Starに掲載された“Canada in 2050 looks hotter, wetter, more extreme: experts”では、二酸化炭素排出量が抑制されなかった場合、2050年までに予測されるカナダにおける気候変動の影響に着目した。その中でCheung博士は、このシナリオがカナダの漁業にいかに影響を及ぼすかについて以下のように述べた。
「私たちは、魚種の分布域がすでに移動しているのを確認している。南方から移動してきた温水性の魚種が北海域で見られている。また、海が暖かくなりすぎて、北に生息する魚種は苦しい状況に置かれている。」