沿岸域先住民が同国の非先住民と比べて、一人当たり15倍以上の水産物を消費している、というネレウスプログラムの研究がPLOS ONEに掲載された。
また、この研究は “Indigenous peoples of the world’s coastlines are losing their fisheries — and their way of life“という記事で、ワシントンポストに掲載された。
この研究を率いた太田博士(ネレウスプログラムディレクター・政策)は、沿岸域先住民が居住する地域における漁獲量のデータベースを作成した。沿岸域先住民が一人につき165パウンドの水産物を消費するのに対し、世界のその他の地域では一人44パウンドであることがわかった。
「多くのコミュニティーがとても似通った食や文化をもつ。何千年もの間有した人間の文化を失う危機に面している。これは環境以上の問題となっている。」と共著者であるAndrés Cisneros-Montemayor(ネレウスプログラムマネージャー/リサーチアソシエイト)は話す。
この研究は以下のメディアで取り上げられた。
CBC News: “Coastal Indigenous people eat 15 times more seafood than non-Indigenous, study reveals”
Metro News: “Coastal indigenous communities eat 15 times more seafood than non-indigenous people”