ネレウスプログラム、メディアに掲載されるー9月11日(金曜日)
レベッカ・アッシュ(プリンストン大学、ネレウスフェロー)の気候変動の影響と魚の生殖の自然変動について研究した論文、 “Climate Change Shifting Fish Reproduction Timing In Southern California Current” が、 FishSens magazineに掲載された。
レベッカ・アッシュ(プリンストン大学、ネレウスフェロー)の気候変動の影響と魚の生殖の自然変動について研究した論文、 “Climate Change Shifting Fish Reproduction Timing In Southern California Current” が、 FishSens magazineに掲載された。
レベッカ・アッシュ博士(プリンストン大学/ネレウスプログラムシニアリサーチフェロー)の論文、Climate change and decadal shifts in the phenology of larval fishes in the California Current ecosystem” が Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America ( 米国科学アカデミー紀要 ) に掲載された。
ダニエル・ポーリー教授(ネレウス運営委員会議長、 諮問委員会委員 )とウィリアム・チュン准教授(ネレウス統括、主任研究員)が共著した論文、“Polar lessons learned: longterm management based on shared threats in Arctic and Antarctic environments” (ダウンロード PDF) がFrontiers in Ecology and the Environment(科学誌)に掲載された。この論文では、気候変動、汚染、過剰漁業、侵入生物種などを含む、北極、南極がさらされている脅威について考察している。「気候変動の要因となる温室効果ガスの排出が減らせるまで、気候変動に関係する汚染や過剰漁業、侵入生物種を含む他の脅威に対処することが大事である。」と論文中で忠告している。
科学誌Scienceに掲載されたウィリアム・チュン(ネレウス共同統括)の論文、“Contrasting futures for ocean and society from different anthropogenic CO2 emissions scenarios” とネレウスレポート、Predicting Future Oceans – Climate Change, Oceans & Fisheries が、北欧科学ニュース”ScienceNordic”の中で紹介された
先週、ネレウスプログラムは世界の海の未来についてのレポートを発表した。また、ウィリアム・チュン准教授(ネレウス共同統括)の異なる二酸化炭素排出量のもとで起こる未来の海への影響に関する論文が科学誌Scienceに掲載された。
地元メディア、海外メディア掲載一覧:
研究者が集まる国際チームが、二通りの気候変動のシナリオから予想される未来の海を比較した。一方のシナリオは、2100年までの気温の上昇を2℃以内に抑えるというコペンハーゲン合意によるもの。もう一方は、これまでのアプローチ通り気温が5℃上昇するというもの。研究者は、もしこのまま温暖化が抑制されなければ、気温の上昇を抑制したシナリオより 65%早い 段階で、魚は現在の生息域から移動してしまう、つまり生物多様性や生態系の機能に変化をきたす結果となる、と述べている
日本財団(The Nippon Foundation – NF)は、ブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia – UBC)と9年間、15億円規模で共同プログラム「NF-UBC ネレウス–未来の海を考える」をしている。このプログラムは、グローバルスケールで魚の資源と海の未来を予測し、その問題解決に寄与することを目的とした世界で唯一の総合的な海洋プログラム である。
ネレウスプログラムの太田です。
冬が年の半分を占めるバンクーバーもここひと月ほどで一気に夏めいてきました(春を飛ばしています)。
先々週にネレウスの年次大会が開催され、30人の若手研究員と教授陣が世界中から参加しました。
誰もがフリーに議論を交わせる場所であることがこの年次大会のモットーであり、分野横断研究の最重要な空間設定だと思っています。