リチャード・カデル博士(ネレウスシニアフェロー/ユトレヒト大学国際法)は、2015年9月23日、K. G. Jebsen Centre for the Law of the Sea, UiT The Arctic University of Norwayでの、“Persistent Challenges and Recent Developments in International Fisheries Law” についてのワークショップで論文を発表した。
カデル博士は、地域漁業管理機構と他の海洋ガバナンス機構間の相互関係の調査についてのプレゼンテーションを行った。近年、多国間環境協定は、それぞれの使命遂行のために地域の漁業組織が持つ専門知識を利用したり、管轄海域においてより一貫した保護戦略の実施をすすめてきた。彼は、この法律協定の過程を考察し、北大西洋地域の海洋保護区域のための政策や地中海や南極海での混獲削減戦略などの相互協力の実質的な結果を評価した。