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世界の生物多様性保全条約間での相互影響

Richard Caddell(ユトレヒト大学/ネレウスフェロー)は、2016年6月に出版された Research Handbook on Biodiversity and Lawの一章に“‘Only connect’? Regime interaction and global biodiversity conservation” を寄稿した。この章は、生物多様性を取り扱ういくつかの異なる国際条約、特定種や生態系の保全を扱う国際合意を考察したものである。

biodiversity and law国際生物多様性管理の要素を扱う主要条約は、特定の生態系、特定の種や特定の人類発生の影響であるかに焦点を置く傾向があり、 よく7つの塊としての ‘Biodiversity-Related Conventions’ (BRCs)(生物多様性に関する条約)として言及される。

この章では、どのように地域漁業管理機関(RMFOs) が、多国間協定と共に働いているのかを検証している。そして、いかに複雑な国際協定システムが、一致協力しているのか(またはしていないのか)、実施、課題、作業負担の合理化も同様に考察している。

「自然資源に関する国際条約は、現在、多くの体制に含まれる委任、作業計画、政策方針を方向づけている過程を経ている。しかし、この取り組みの効果について一致協力された研究が比較的少ない。ネレウス研究の取り組みの一つとして、この論文は、法的に比較的難しいことがなく体制間の相乗協定が取り組める一方で、国費による実行提携や、期待される保全や経費節約をもたらしていない草の根的アプローチに強い偏見があることを議論している。」とCaddellは話す。

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