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気候変動により、先住民漁業の漁獲量が半分減少する可能性

カナダ/ブリティッシュコロンビア州沿岸の先住民コミュニティーにおいて、気候変動の脅威による食料と経済保障について調査した新しい研究によると、2050年までに先住民漁業の漁獲量が50%近く減少するだろうということが分かった。

多くの研究により、気候変動による大規模な商業漁業への影響について調査されてはいるが、先住民コミュニティーに焦点を当てている研究は少ない。この研究によると、沿岸先住民コミュニティーは、2050年までに年間670万ドルから1200万ドルの損失を被る可能性があることが分かった。

PLOS ONEに掲載されたこの研究は、ブリティッシュコロンビア大学Institute for the Oceans and Fisheriesの科学者による国際研究チームで、日本財団が支援するネレウスプログラムの科学者たちによって実施された。

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先住民コミュニティーでは、2050年までにサーモンは最大29%、イワシは最大49%の漁獲量の減少に直面するだろう。Image: “Herrings” by 16:9clue, CC BY 2.0.

研究者たちは、98の魚種ほとんどが気候変動による影響を受けることを指摘した。また、魚が現在の生息地から離れ、10年間で低排出シナリオでは平均10.3キロ、高排出シナリオでは18キロの速さで北極近くの冷たい海水へ移動するだろうと予測した。

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