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気候変動と海洋漁業:世界の脆弱性指数トップの開発途上国

ネレウスプログラムフェローRobert Blasiak、Jessica Spijkers、 ネレウス研究責任者Henrik Österblomの共著による新しい論文がPLoS ONEに発表され、147か国の脆弱性指数の分析により、開発途上国や小島嶼開発途上国(SID)が気候変動の漁業への影響に最も脆弱であるということを明らかにした。

ブルーカーボン排出量に対する解決策:バングラディッシュ沿岸におけるエビの養殖、マングローブ森林破壊、気候変動

バングラディッシュの養殖生産量は、中国、インドネシア、インド、ベトナム、フィリピンに次ぎ6番目である。バングラディッシュは、有利な物理的特性を持ち、特にクルマエビ養殖に非常に適している。沿岸コミュニティーにおいて、エビ養殖によって生計の機会が多様化してきており、200万人以上の人々が、魚の養殖、魚市場、魚の加工、魚の輸出に関わっている。

新規漁業の規制について:新たな魚資源に対する規制

By Richard Caddell, Nereus Program Fellow at Utrecht University

水産物の世界的需要に対応するために、現在の漁業を大きく変える必要があることが顕著となっている。気候変動やそれに関する変化が、漁業資源の分布に重大な影響を及ぼすと予測されていながら、多くの漁師たちが、すでに生態学的能力および経済的能力以上の漁を営んでいる。多くの魚種が冷水域や深海へと移動している。これは、漁業が撤退したり、新たな装置や技術が必要となる可能性があることを意味する。規制面からみると、これらの傾向において、漁業資源の変化による勝ち負けの状態が起こるので、ガバナンスが重要な意味を持つことになるだろう。